中小金融機関の経営不振と対照的に、昨年秋、店頭公開したサラ金(消費者金融)大手三社の業績は絶好調である。今三月期の経常増益率は、プロミス五〇%、三洋信販二二%、アコム二一%で、昨年新規公開した企業中、上位三位を独占する。三社の年間収益は、アコム営業収益約一千九百億円、経常利益三百八十七億円、プロミス同一千四百六十一億円と三百四十億円、三洋信販同四百十二億と百五十八億円。サラ金は、銀行から借りた資金を個人に諮一担保ローンで貸付ける小口金融。
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無担保だから不良債権化する担保不動産がない。債務者管理が徹底していて、同一人物のA店での借入れが、五分後には別のビル内のB店でチェックできる。情報がコンピュータ処理でオンライン化され、過剰融資を防ぐシステムになっている。だから、焦げ付きも少なくなった。そこへ銀行からの借入金利か低下したため、大幅増益が実現した。貸出上限金利は、各社とも下げないので、支払利息の軽減分が収益増に直結する。不況で市場規模も年率一〇%ほど拡大し、貸付残高は四兆内を上回る規模になった。プロミスの場合、前期の資金コストは五%強だったが、今期は四%台に低下している。