子供たちは横、斜め後ろからの音を聴きわける能力に乏しいという実験データからすると、走行中のドライバーが前方に子供を発見し、警告のクラクションを鳴らしても、子供たちにとってはそれがどの方向から、だれに鳴らされたものなのか、的確に判断することができない、ということになります。クラクションを鳴らしたことで安心してしまうドライバーの人たちは大変に多いのですが、それだけで子供たちが自分の車の前に飛び出してこないという保証はまったくないのです。
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また、子供たちは自己防衛本能が強く、仲間の多いほうへとか、保護者のいるほうへ行きたがる傾向にあることも忘れてはなりません。通学路などで道の両側に分かれて歩いている子供たちがいる場合、後ろからクラクションを鳴らすと、ほとんどの場合に、子供たちは車の直前でも平気で道路を渡り、仲間の多いほうへ合流しようとします。同様に幼児なら、まず間違いなく親のいるほうへと走って行きます。ドライバーとしては、ただクラクションを鳴らすのではなく、以上のことをしっかり頭に入れてクラクションを使うように心がけたいものです。