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通塾する必要も出てくる

「公立小では新指導要領で小学校で学ぶべき内容が中高へと先送りされたが、本校では四〇年前も今も変わらない。学習面でも行事の面でも、昔ながらの学校文化が変わらず続く学校です」と語る小野学園小学校・小野時英副校長自身も小野学園小を経て名門中学へと進学した。しかし、同校のような旧き良き学校文化が今なお息づいている進学実績に優れた私立小学校でも、中学受験のために高学年段階で塾に通い始める生徒はいる。二〇〇六年春の卒業生五九人のうち筑波大学附属駒場三人、開成、麻布、桜蔭などいわゆる都内私立中高「御三家」や早稲田大・慶庖大学の附属・系属中、二〇〇六年に開校した話題の愛知県蒲郡市の海陽学園中等教育学校など難関中学への合格者を多数輩出し、大脳生理学の研究に基づく「知能教育」をペースにしたカリキュラムが特徴の聖徳学園小(東京都武蔵野市)でも、やはり塾に通う生徒はいる。東京都児童生徒発明くふう展に毎年のように入賞者がいるような、知性と独創性とにあふれた小学校でも高学年になれば中学受験対策として塾に通う生徒は出るのだ。上に大学がある小中高でも、例えば医学部などの志望学部への内部進学を狙おうと思えば学校での成績を優秀に保つ必要があり、そのためには通塾する必要も出てくるものなのだ。

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