ボキャブラリーを増やせば良いじゃないかという人もいるだろう。確かにそうだ。しかし5歳の英語と17歳の英語ではどれだけのギャップがあるだろうか。とうてい1年や2年で埋まるものではない。両親も私も考えが甘かったようだ。「幼稚な英語」はあくまでも子ども相手のお遊びには問題ないが、勉強、大人社会のつきあいとなるとお呼びでないところか軽蔑にさえ値する。Iwant……MayI……ばかりでなく、Woulditbepossibleto……I’dappreciateitifyoucould……など丁寧で少々回りくどい言い方も必要に応じて使えなければいけない。これは日本語でも英語でも同じだ。こんな基本的なことすら知らなかったのだ。F家の子ども達との英語はどうだったのかということだが、2人はインターナショナルスクールに通っていた。インターナショナルスクールはレベル、教師の質、授業内容の充実度における差が激しい。往々にしてレベルが低いと言う人もいる。彼女たちと学校の勉強の話はしたことがなく、あくまで日常会話の域を出ないものだった。