リビングルームの壁紙の条件は、目立たないことです。モノの多い部屋では、壁紙は個性をもってはいけないからです。逆に個性が発揮できる部屋は、トイレ、洗面室、寝室などのモノの少ないところです。クロスは、一部屋全部同じものを張らなければならないわけではありません。たとえば、寝室の壁には3面を無地にし、1面だけを柄ものにすると、落ちつき感と華やぎがひとつの部屋にあり、新鮮に感じられます。子ども部屋はモノがゴチャゴチャ、色がはんらんしています。そうした部屋には、無彩色、無地の壁紙がいいでしょう。エンボス加工を選ぶとすっきりしていて、そのうえ凹凸によるやわらかな光で、冷たさがありません。住まいの色選びについてふれておきましょう。これがかんたんそうで、けっこうむずかしい。洋服のように、たびたびチェンジはできないし、色の好みは年齢や気分によっても変化します。好みの色だけでそろえていくのは考えものです。たとえば、グリーンが好きな奥さん、「キッチンや風呂のタイルをグリーンに、なべやカーテンもグリーン、そして観葉植物……」これでは色が殺しあって、グリーンのさわやかさは生きてきません。室内のベースの色は、木や土、紙などの天然素材に近い色にして、好きな色はアクセントとして使うほうが効果が生きてきます。
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