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引き渡し、そして引っ越し

外構など一部の工事を残したまま、12月4日に某建設会社から施主である私たちに建物の引き渡しが行われました。といっても玄関の鍵をもらっただけ。12月は引っ越し屋さんが忙しく、なかなか大安の日が取れません。そのため、引き渡し後もすぐに仮住居を出ることができませんでした。新しい家は高断熱・高気密住宅であるため、すでに直火ストーブ類は処分してしまっています。残っている暖房器具といえば、幅射熱タイプの遠赤外線ストーブと、テーブルの下で足元を暖めるために使っていた1畳大のホットカーペットだけです。12月に入り、寒さは厳しくなるばかりです。仮住居の窓は1枚ガラスのサッシだけで雨戸もなかったため、カーテンをしても外の冷気が室内に伝わってきます。私は後頭部の下あたりがいつもヒヤヒヤして、フリース地の頭巾を1日中かぶったままです。眠るときなどはそれをかぶっていても頭が寒く、なかなか寝つけませんでした。しかたなく、大安の日である12月10日に父と母の位牌を新しい家に安置し、そのあと夫と自分たち2人分の布団を運び、寝泊まりだけでもすることにしました。通常であれば、引き渡し時の最終チェックで見つかった壁や床などの汚れをきれいにしてもらってから引っ越しすることになります。工事の作業でどうしても汚れなどが残っていることがあるので、それは住宅メーカーなどでも同じです。私たちはその作業中に布団を運び込んでしまったわけです。まだペンキ屋さんが出入りし、駐車場の敷石工事も行われていました。そんな中、昼問も布団のすき間にもぐり込んで日だけのぞかせて寒さに耐えていた老いた猫のキトン、そして建築現場からもらってきた断熱ボードで1畳大のホットカーペットの三方を囲み、遠赤外線ストーブを置いた特等席から出ようとしなかったもう1匹の猫、ロキシーを、ようやく慣れた仮住居から慎重に連れ帰りました。キトンは生まれたときから哺乳ビンで育てられ、猫同士のルールを親から教わっていません。一方のロキシーは血統書つきのアメリカンショートヘアーですが、なぜかわが家に来たときからてんかんを起こし、獣医さんに診てもらいながら薬で命を保っている猫です。新しい家に興奮して毛を逆立ててケンカをしないだろうか、せっかくの壁を傷つけやしないだろうか、畳を傷めたらどうしよう……。ちょっぴり心配です。